2020/3/7追記:各証券会社の取引手数料及び貸株料など、変更されています。最新の情報はご自身でご確認くださいm(._.)m参考までに本ページは残しておきますので、ご了承ください。
こんにちは!ちこmama(@chichichichico2)です。
引き続き、本日もクロス取引(つなぎ売り)について説明していきます。
まず、前回(つなぎ売りのススメ~基本①~)のおさらいです。
- クロス取引の基本は信用売建て+現物買い
- クロス取引には信用取引口座が必要です
クロス取引(つなぎ売り)にかかる費用
クロス取引(つなぎ売り)には、通常の現物買付や一般信用売建にかかる取引手数料以外にも諸費用がかかります。主に貸株料ですが、場合によっては信用事務管理費が発生します。
貸株料
空売りする際の、証券会社から株を借りる為のコストです。信用売建約定金額に対して一定率(年率)を乗じた額が貸株料となります。
100万円売建てた場合の一日当たりの貸株料(年率3.9%と仮定)
100万円×3.9%÷365日≒106円
貸株料は、新規建受渡日から返済受渡日までの日数分が必要です。現時点では、約定から3営業日後に受渡しになります。
2/22 | 2/23 | 2/24 | 2/25 | 2/26 | 2/27 | 2/28 | 3/1 |
金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
約定 | ➡ | ➡ | 受渡 | ||||
貸株料(3日分) | |||||||
現渡 | ➡ | ➡ | 受渡 |
2月の権利付最終日は2/25日なので2/26日に現渡します。
2/22(金)に100万円売建てた場合の一日当たりの貸株料(年率3.9%と仮定)
⇒貸株料は3日分必要
100万円×3.9%÷365日×3日分≒320円
なお、貸株料は各証券会社によって違います。
貸株料に関しては、圧倒的にカブコムが有利です( ..)φメモメモ
- 楽天証券(一般14日) → 3.9%
- SBI証券(一般15日) → 3.9%
- GMOクリック証券(一般15日) → 3.85%
- カブドットコム証券(一般長期)→ 1.5%
信用事務管理費
長期に渡って建玉を保有する場合にかかる費用です。
1カ月以上前からカブコムで仕込む場合は、かかります!(^^)!
新規建日より起算した1ヶ月毎の応答日を越えるたび、1株につき10銭(単元株制度の適用を受けない銘柄は100円(税抜))、100円(税抜)に満たない場合は最低100円、上限1,000円(税抜)の信用事務管理費が発生します。同一銘柄で同一約定日の建玉はまとめて算出し、売り建玉と買い建玉は区別いたします。
カブドットコム証券ホームページより
諸費用を節約するには
クロス取引(つなぎ売り)の諸費用は、通常の取引手数料+貸株料(+信用事務管理費)です。
信用買建を使って現物買付費用を抑える
約定金額によっては、現物取引よりも信用取引の方が取引手数料が安い場合があります。その場合は、信用買建て+現引きをすれば、直接現物買いをするよりも手数料を安く抑えることができます。
*信用買建てには僅かですが買方金利(制度信用の場合は2.8%前後)がかかります。
楽天証券の場合は、取引手数料無料の「いちにち信用」が非常にありがたいですね(^o^)丿
*当日決済が必要ですので、そこだけはお気を付けください!
- 取引手数料が無料
- 約定代金が100万円を超えると買方金利が0%
(100万円未満の場合は買方金利1.9%)
貸株日数を少なくする
一般信用売建てできる銘柄は、証券会社によって違い、在庫があります。早く売建ててしまうと、貸株料が嵩んでしまいます。在庫によっては権利付最終日付近まで残っているものもありますので、できるだけ貸株日数を少なくするために様子見することも一つの方法です。その場合は営業日午前9時の寄付までに、忘れずに注文を取消しましょう。
他にも、キャンペーンを利用する、株式移管をする、株主優待を使うなどの方法もありますが、まずは基本的な節約方法を載せています。
まとめ
クロス取引(つなぎ売り)にかかる諸費用は、概算で計算できます。約定前に確認しておきましょう。納得できる諸費用で、満足できる株主優待の獲得ができるといいですね。
ちこmama
最後までお読み頂きありがとうございました♡